障害児者のための音楽療法
お子さまの発達のプロセスをご家族の方と共に考え、踏まえながら、成長を助けます。
どんなお子さんも体中で気もちを表現しています。
その表現を、ご家族とともに理解しながら「運動」「お食事」「見てあげるべき視点」などを専門的に、
そして五感を通して「今、このとき」与えてあげたいことを毎レッスンで”レシピ”としてお伝えしています。
どの子も発達成長をし続けています。
ご一緒に、その発達成長を喜べたら幸せですね。そして、
喜んでいるお母さんを見ることは、なによりもこどもたちの生きる喜びとなります。
お気軽にお問い合わせください。
これまでの臨床の中から3つのストーリーをご紹介いたします
おうちスタジオ(※)で、5歳(セッションスタート当時)のお子さんとのセッションを毎月1〜2回を行っています。
片道3時間をかけて受講しに来ます。
セッション受講がスタートすると、すぐに発語がみられ、「ことばの教室に通っていてたのに、シナプサイズ®をはじめたら電話してくるようになった」とおばあさまがセッションの見学に来られました。
スタートして1年後、2度目の大きな言語の変化では”どもり”が無くなくなりました。
毎回120分のセッションでは、音楽療法シナプサイズ®、音楽活動、絵本タイム、アート制作活動、自然豊かな近隣への散歩、ご近所の方々とのコミュニケーションなど、生活の中に自然な形で音楽療法を受け入れるスタイルでセッションを積み重ねています。
そうすることで、音楽療法におけるクライエントへの効果を最大限に獲得していくことができます。
セッションスタートから1年8ヶ月経過後、テンポのよい曲にのって楽しくダンスを始めました。
親御さんは「この子が大きくなって、ひとりで電車に乗ってセッションを受けられるようになったら嬉しい」と将来の希望を語ります。
※おうちスタジオは栃木県日光市の自然豊かな霧降高原にあります
発達支援を行う事業所でのことです。
未就学児童のお子さんと、保護者、職員のかたで約30人ほど。
殆どのお子さんが自閉症児で「音が苦手」なお子さんが多く、そんな中「なんでも経験させてあげたい」という理事長のお考えで事業所としては初めての音楽療法とのことでした。
彼らは音、人の刺激、環境の変化、大きい音、ピアノの音、が苦手でした。
しかし、五感を通して脳を刺激するシナプサイズ®では、どれも大事なアプローチです。
歌、紙芝居、部屋に入れないお子さんのリクエストで大型絵本(そのお子さんは、絵本タイム中、みんなと同じ部屋にいることができました)、体操、ピアノ、など行いました。
音が苦手だからこそ、聞いてもらいたかったDのトーンのチャイム。あるお子さんは、自分から音を出すと申し出て、目を輝かせチャイムを鳴らしました。明らかに”自分の音に感動した瞬間”をそこに居た全員で分かち合いました。彼は何度かトライして納得した音が出た時に「ジョウズ、ジョウズ〜」と言いました。
音楽や音が”苦手”でも、アプローチの仕方によっては”喜び”に変わるのです。
あとで理事長さんから聞いたのは「全職員、あの子の声をはじめて聞いた」ということでした。
ある男性はそのセラピストのことがとても苦手でした。まったく受け入れませんでした。
2週間かかわらせていただいた最後の日にいよいよ、音楽療法を試す時が来ました。セラピストがピアノの弾き語りをはじめると、その男性はオイオイと泣き始めました。
担当看護師がセラピストを呼びます。「きっと最近亡くしたお母さんを思い出しているのでしょう」と。そして男性自ら両手を差し出し、セラピストへ握手を求めて来ました。
また、60代の男性はセラピストの行う『う〜ぱっ』(シナプサイズ®〜アニマル編〜より)を職員がやるのを見て”笑った”と担当保育士に呼ばれました。
「ここでやって欲しい」と言うので、セラピストがやって見せるのですが、反応をしませんでした。これはご本人と職員との信頼の元に生まれた奇跡なのだと思います。
適切であたたかいコミュニケーションによる信頼の獲得がなによりも大切なことがこのことからよく分かります。
その後、それ以来、その60代男性は『う〜ぱっ』をすると必ず笑う、と家族も喜んでいるとご報告いただきました。
内容:対象者に合わせたセラピーを整った環境で行います
音楽療法シナプサイズ®、心地よい発育・発達を促す
ベビーリンパケア、音楽活動、自然体験、アート制作、
触れ合い活動、文化活動など
【出張セラピー】
対象者に合わせたセラピーを行います。
時間:対象者のパフォーマンスが落ち過ぎない時間を設定
料金:30,000円~ (ひとり〜概ね10人まで)
音響費・交通費など実費別
応相談